生理もエコに 月経カップ(ディーバカップ)

私は、2017年から月経カップを使ってる。その数年前から既にオーガニックの布ナプキンを使っている。なので、現在は月経カップを使いつつ、念のため布ナプキンを敷いて保険をかけている感じ。当時、友人から。通常のナプキンは化学物質が多く含まれており、それが皮膚から吸収され、生理痛の原因になったりするから、布ナプキンにすると生理痛が和らぐとお勧めされた。布ナプキンを使い始めて、確かに生理痛が和らいだ。というか、生理そのものがかなり軽くなった。ただ、しばらくして、子宮筋腫の影響か出血が増加したので、化学物質を避けつつ、環境に優しく快適に生理を過ごせる物はないかと調べていきついたのが月経カップ

最近は、日本でも月経カップの話題も上がるようになって、種類も増えてきて、アクセスもしやすくなってきたと思う。2017年当時はそれほど、種類はなかったかな。そのため、王道?のディーバ・カップをアマゾンで購入。その後、旅行先のドイツの薬局で2個目を購入。日本ではまだまだ薬局で気軽に買える物にはなってないと感じるし、価格もまだ高い

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左がディーバカップで、右がドイツの薬局で買った物。左は袋は大きいですが、月経カップ自体は、ディーバカップ(サイズ1)よりも小さめ。取り出しやすいのは、つまみの構造的にドイツで買ったやつかな、ぎゅっと持てる。ディーバカップの方が少し細くて長め。水を入れて容量を比べたら、同じ。ディーバカップには7.5mlと15mlの目盛りがついてる。

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私の大好きなドイツの薬局dm(ドイツのマツキヨ)では、月経カップは普通にナプキンやタンポンの横に売られていて、種類も数種類あります。私は、2個目ということもあり、一番安いものを購入。9ユーロしないぐらい。当時はユーロの両替レートも円高だったので、1,000円ぐらい。    

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確か、この商品。写真はdmから拝借。オーストリア品質って書いてあったので、きっとオーストリア産。オーストリア品質と言われても、ウインナーコーヒーとハプスブルク家以外に、特別なイメージ持ってないけど、きっといいのよね。ディーバカップもこちらのカップも両方気に入って使ってます。私は、月経カップを色々な点からお勧めしたい。メリットとデメリットをあげるとこんな感じかな。

メリット

  • 繰り返し使える
  • 化学物質との接触をなくして、プラスチックのゴミが出ない
  • 長期的にみると経済的負担が軽減さえる
  • 装着時間が長い、取り出しの頻度が少ない
  • 生理なことを忘れられる

デメリット

  • 使い方になれる必要がある
  • 装着、(取り出し)に手が汚れる
  • 外出先でのカップの再装着
  • お手入れがちょっと面倒

メリットはなんと言っても繰り返し使えること。一般的なナプキンは化学物質を含んでるし、プラスチックでできてる。化学物質との接触を減らせるのは健康にいいことだと思うし、プラスチックゴミを減らせるのは環境にもいい。そして、毎月生理用品を買わなくていいので、経済的にもいい。いいことづくめです。確かに、初期投資が高いと感じるかもしれない。日本で一般的な月経カップは3,000円~5,000円の価格帯なので。私が最初に買った月経カップは、もう4年使っていて、まだまだ使えそうな感じ。この先どれだけ使えるのか分からないけど、5年は使えると思う。例えば、5,000円の月経カップを買ったとしても、最低5年使えば、1年1,000円、1か月で考えれば100円以下。私は出血が多い日があるけど、月経カップだと生理を忘れちゃうぐらいで、カップがいっぱいになって溢れて初めて生理だったことを思い出すところがあって、なので、私の場合、保険の布ナプキンは必須。カップがいっぱいになる前に取り換えられる人なら布ナプキンとかいらないかもだけど。出血が普通の時は、朝カップを入れて仕事行って帰ってくるまで取り換える必要がない時もある装着最長12時間までとなっているので、生理なのことを忘れてて、慌てて取り出すこともあったりする。日によっては、お腹の張りを感じることもあるけど、出血しないので、生理を気にせずに快適に過ごせる。私は出血量が多い日はカップがいっぱいになって漏れてくるので、それで起きちゃうけど、出血が普通の時は、夜も漏れの心配がないので、ぐっすり眠れます

デメリットはまず使い方になれることかな。きちんと装着できてないと漏れてくる。私は斜めに折りたたんで入れて、その後引っ張ってきちんと抵抗を感じるか確かめてもう一度奥に入れてます。 爪は短く衛生的にしておく必要もあるかな。装着時は、指でぐいっとカップを中に入れるので手が血で少し汚れる。あと、取り出しも漏れる前に取り出せば手は汚れないけど、私みたいに漏れた後に取り出す時は、手が少し汚れる。これまでで私の最大の失敗は、取り出して血がいっぱい入った月経カップを、手が滑って自分に向かってこぼしてしまったこと。血まみれになりました。取り出しの際は気を付けてくださいね。外出先でのカップの再装着は結構難しい。ペットボトルの水で便器でさらっと洗う人、ウェットティッシュで拭く人とかいるけど、私はきちんと洗いたかった。ショッピングモールとかなら、赤ちゃんのベビーベッドやおむつ替え台がついた個室だと小さな洗面台が中にあるけど、そんなのかなりレア。なので、私はカップを取り出して、血は便器に流して、一度個室を出て洗面台で洗って、もう一度個室に戻って再装着してました。ただ、この作業を面倒に感じで、カップの2個目を買いました。そうすれば、1個目を取り出して、2個目を装着して、その後1個目を洗えばいいので。私は2個持ちがお勧めです。私のおすすめで月経カップを使い始めた妹は、家にいる時は月経カップ、外ではこれまで通りと使い分けているみたい。状況によってはそれも手かと。それでも、生理用品の消費が落ちたと言っているので、ちょっと脱プラ。お手入れは、煮沸殺菌するので使い始めと使い終わりが少し面倒かね。私は、さすがにいくら煮沸殺菌されると言っても、料理用のお鍋を使ったりするのは嫌なので、シリコン製のカップを使っています。シリコン・カップにお水を入れてレンジで3分、簡単煮沸消毒。しばらくカップは高温になるので、取り出しは気を付けてください。あと、レンジの中もかなり水滴がついたりするので、カビない様に扉をしばらく開けたままにしたり、水滴を拭き取った方がいいですよ。折りたたむとコンパクトになるので、私は外出先の取り出しの時にも使っています。蓋の部分に、次に使う2個目を置いて、取り出した1個目は血を便器に流してカップに置いて、2個目を装着、1個目はこちらに入れて洗面台で洗ってます。

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最近、貧困が理由で生理用品にアクセスできないという記事を読んだ。貧困の女性には、ナプキンが配布されたりしているみたいだけど、月経カップが配布できれば、繰り返し使えて、経済的にも優しいと思うのだけどな。日本はタンポンよりもナプキン使用率が高いみたいなので、月経カップは抵抗も高いのかもしれない。その場合は、布ナプキン、可能であればオーガニックで